購入検討物件が数件あるということですね。不動産は一物一価のため同じ物件は存在しないので、気に入った物件の比較の際には判断基準が難しいかもしれませんね。手数料に関しては物件価格が違えば手数料も変わってきますのでそこを判断基準にはするべきではないと思います。
また、ご相談内容からすると数社からそれぞれ物件を案内、ご紹介されているということでしょうか?まだ、案内をされる前であれば可能であれば信頼のおける1社にまとめて相談する方が賢明かと思われます。
あくまで信頼のおけるとお伝えしたのは、おっしゃるように自社や営業マン自身の利益を優先して自分たちに都合の良い営業トークで物件を決めさせるようなケースも多くみられる残念な業界です。ご相談者様がどのような物件を検討されているのかわかりませんが、それぞれの物件のいいところ悪いところを聞いた上で客観的に判断するために念のためそれぞれの物件の資料などももらうべきだと思います。所有者さんの保管状況や不動産屋の調査内容によって物件毎に資料の量も違いますが明らかに少ないところは注意が必要だと思っていただいて構わないと思います。
ただ、どんな営業トークをされても最後にご決断されるのはご相談者様、ご家族ですので一度冷静になってお話し合いをして下さい。
まず、支払いの負担を再確認してください。それぞれのご家庭で収入や支出も違いますのでご相談者様のご家庭で家を買うために無理をした金額では無く、購入後も住宅ローンの支払いに追われることなく生活が出来るラインをもう一度お考え下さい。物件の善し悪しも大切ですが、その基準も購入価格=月々の支払だと思います。無理をして購入すると小さなことにも目が行ってしまいがちで、些細な事でもストレスになり買わない方が良かったのかもと思ってしまうこともありますが、無理をしない支払いで収まる物件だった場合は気持ちに余裕があるので不思議と些細な事でも気にならず、この金額ならこんなもんだよねと許せたりします。
長々とお話しましたが、少しでも疑念や迷われる点があるのであれば解決・解消するまでは決断をせずにきちんと営業マンに質問等をする。そういったことを嫌がるような営業マンでしたらその人からは買わない方がいいです。しつこいようですが、あくまで最終的にご決断するのはご相談者様ですので他人の意見を参考にしても流されることがないようにご注意いただければ後悔しない不動産購入が出来るのではないかと思います。